こんにちは。私は地方に在住しているアラフォー女性です。36歳で結婚をしたのですが、35歳当時はそのような予兆も全くなく、結婚に対してかなり焦りがありました。
そんなわけで友人と婚活パーティーに参加することになったのですが、今の旦那さんと出会う前に一つ、ある意味で貴重なご縁がありました。
今回の記事では、私が婚活パーティーで体験した貴重なご縁についてお話したいと思います。
アラフォー女性の婚活パーティー体験談
理想の人が見つからず…
当時私は田舎に住む35歳の独身でした。友人の中には、結婚どころか中学生のお母さんもたくさんいるという状況です。このまま一生一人で生きていくつもりはなかったし、子供も欲しいと思っていたので「どうにかしないといけない」という気持ちはが強かったです。
もちろん、この年齢になるまでぼーっと過ごしていたわけではありません。友人の紹介で食事をしてみたり、職場で気の合う人とドライブに行ってみたり、いろいろ行動はしていましたが、なかなかしっくりくる人はいなかったのです。
私の理想は笑いのツボと食べものの好みが合う、収入のある人。そんなに高い理想を掲げているつもりはなかったのですが、いつも何度か食事に行って、メールのやり取りをしているうちに関係が自然消滅してしまうのです。
性格の問題か、年齢が高くなってきたからなのか、自分でも理由がよく分析できずに困っていました。
初めての婚活パーティー
高収入男性限定のパーティーへ
そんなある日、友人から「婚活パーティーに行かないか」と誘われたのです。友人もしばらく婚活をしていたものの、不調だったため別の出会いの場を求めることにしたようでした。
2人とも初参加だったのですが、大手の会社が主催するパーティーに出掛けました。この会社のパーティーはかなり多くの種類があるのですが、私たちの参加した会は高収入男性限定だったのです!
友人いわく、申し込みをした日が遅かったらしくこの会以外は満員だったそう。高収入男性は若い女性を好みがちだ、というネット記事があった気がするけど大丈夫かしら、と不安に思いながら会場に入りました。
パーティーの開始
開始時間になった会場には私と友人のほか、女性が10名ほど。ワンピースの清楚なお姉さんや、かわいらしいスーツのお嬢さんがほとんどです。
そんな中でワンピースは着ているものの、私と友人は百戦錬磨のベテランといった空気をまとっていることを自覚し、場違いかもしれないと苦笑いしました。それほど若い女性が多かったのです。
でもせっかくやってきたのだから、楽しんで帰ろうと決めました。
一方で男性は4名。医師や社長ばかりです。話が合うのか不安はありましたが、自己紹介カードを見ながら、短時間で次々と会話していきました。
印象に残ったのは、飲食店の社長。ハキハキと歯切れの良い話し方や話題の選び方がデキる男といった感じで、麺の話題で楽しく盛り上がったのも好印象でした。
カップリングが成立!
そして、最後にフリートークの時間になりました。男女比が釣り合わないので誰もこないかもしれないと不安になりました。ところが、趣味の食べ歩きで話の合った社長が来てくれてまた話せたのです。
これはもしかして、カップルになれるかもしれない。久しぶりにドキドキしました。結果、見事にカップル成立。後日、会う約束もしました。「婚活パーティーでも結構出会えるんだ!」と目からウロコが落ちた経験でした。
ところで私のどこを気に入ってくれたのか、聞いてみました。仕事に誇りをもって楽しんでいること、笑顔でテンポ良く話していたことを挙げてくれました。それまでは服装や髪型、年齢などの見た目ばかり気にしがちだったので、そんなところを見られているのかと驚きました。
婚活パーティーで出会った人と初デート
デートに違和感が…
そして、待ちに待った初めてのデートです。ステーキを食べて街をぶらぶら散歩して……と楽しく過ごす予定だったのですが、なんだか胸がざわざわしてきました。違和感があったのです。
まず、彼の体臭が苦手でした。私は特に嗅覚が敏感でもないのですが、なんだか汗臭く感じてしまうのです。おそらく合わなかっただけで彼のせいではありません。しかし、恋人としてずっとすぐ隣にいるのは辛いと感じてしまいました。
また、街をぶらぶら散歩していると、彼が「新しい服を買ってあげる」と言います。露出の激しいブランドのものです。私は「好みではないし、年齢に合わないと思う」とやんわり断ろうとしましたが、何故だか彼は諦めません。「君の服装は地味すぎる。もっと足や肩を出して、ヒールの高い靴を履いてスタイルを強調しなさい」と言うのです。
なぜ、嫌なことを強要されないといけないのか、腹が立ってきました。彼は自分の価値観を押し付けるタイプの人なのかもしれないと感じたのです。
違和感の原因は、体臭と価値観の押し付けだったのでした。それ以外は何も文句もなく、むしろ笑いのツボや食べ物の趣味は合う人だったのです。しかし、その違和感のせいでどうもデートに集中できず、彼もあまり楽しくなさそうに見えました。
後日メールで
あれほど楽しみにしていたデートだったのに、なぜ心から楽しめなかったのだろうと悲しく思いました。妥協できない私が悪いのかと落ち込みました。
そして帰宅後、メールで彼に私の印象は変わったかどうか、聞いてみたのです。すると彼からはこんな返事がきました。
「君はこだわりが強いね、自分の価値観と合わないものは排除してしまう。人の意見を素直に聞かないし、不満ばかりで行動しないとダメだよ」と。
痛いところをついている、と感じました。人の意見に妥協するのではなく、柔軟に対応するのも必要なのかもと気づかされました。苦手な露出の激しい服も、着てみたら新しい世界が広がっていたかもしれません。
年を取るに従って自分の価値観だけを信じ、人の意見がなかなか受け入れづらくなってきていたのも事実です。
はっきり言ってもらったお陰で、自分の考えを改めるきっかけになりました。
おわりに
私の婚活パーティーでの失敗体験談は以上になります。
彼の体臭はどうしても苦手だったので、このあとお付き合いは続きませんでしたが、彼のアドバイスのおかげで次の出会いは結婚につなげることができました。なので今では感謝しています。
もしも今婚活が上手く進まず悩んでいるようでしたら、まずは相手の価値観を受け入れるところから始めてみてはどうでしょうか。
最初に自分が相手を受け入れることで相手にも自分を受け入れてもらえるものなのだと思います。